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大館光子
12144

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詩『蜜柑』

蜜柑は淋しい
盛られていても 一つだけ転がっていても
朝の光の中でも
夕餉のテーブルの上でも

蜜柑は淋しい
あまりに鮮やかだからか
まるみが可憐だからか
手の中にしっとりと収まるからか

蜜柑は淋しい
主張を白い筋に包んで 柔らかな皮に包んで
いつか種もない ものに変えられて

蜜柑は淋しい
遠い日
日向の斜面で蒼いほど白い花だった日を
覚えているか
青い固い実をぶつけあい海風に騒いだ日も

蜜柑は淋しい
でもね 掌に載せて 灯の下で
あたためあおうとするものもいるのだよ



ショップ名大館光子
掲載コード番号12144
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