『観光と平和の日本史』――サステナブル・ツーリズムがひらく未来への道
観光は、平和があってこそ成り立つ。
その当たり前で、しかし見落とされがちな真実を、日本史の流れから丁寧に解き明かす一冊が刊行された。
田部井正次郎著『観光と平和の日本史――サステナブル・ツーリズムがひらく未来への道』は、
古代の熊野詣から江戸時代の大衆旅行、戦後復興期の修学旅行、そしてインバウンド時代に至るまで、日本の観光の歩みを「平和」との関係から描き出す。
戦争は観光を止め、平和は人の移動と交流を育ててきた――。
本書はその歴史を通して、観光が単なる経済活動ではなく、地域を支え、文化をつなぎ、国際理解を...